先日、SIDR craftのジャバールさんの、奥さんのお兄さんの娘さんの結婚式に、ちょっとだけ参加してきました。結婚式は3日間に渡り続いていたようで、私が参加したのは3日目の1番最後のイベント、新郎新婦が車に乗って、一緒に新郎さんの家に帰る、それを皆で見送る、というシーンです。



迎えの車が来るまで、参列者は新婦がスタンバイする部屋に順々に入って挨拶をします。ジャバールさん曰く、このタイミングで皆が泣くようです。ニュアンス的に、演技といいますか、ここで泣くこと自体、行事の1つというような雰囲気で、部屋を出たら泣き止むのだそう。

私の番が来て部屋に入ると、新婦の周りに座っている親族は、みんな涙を流していました。涙を準備出来なかった私は、新婦と握手をしながら神妙な面持ちで “congraturation!” と言い、周りの親族の方達には “Thank you! ” と言ってその場を去りました。その様子をフォトグラファーの方が撮影していました。



新郎が乗った車が到着すると、新婦を皆で送り出します。途中、新婦のお父様が登場。涙を流しながら娘さんを抱きしめます。それまで親娘一緒に暮らしていましたが、この日から娘さんは新郎の家で暮らすことになります。

花火が上がる中、新郎新婦が乗った車は暗闇に消えていきました。

その後は皆で宴飯。美味しかったのに全然写真撮れなかった。




結婚相手の決め方や、宗教も大きく影響しているであろう恋愛観は、カッチのどの地域の、どの人に聞くかによって、大分変わってきます。こちらの結婚式は何度か参加させて頂きましたが、思ってもみない儀式が発生したり、日本ではr見られない煌びやかな衣装、その際に纏う独特な布など、普段一緒に働いているけど、全く違う文化を生きているんだなぁと実感させらることが多いです。



今回は、SIDR craftの工房で制作していたところ、ジャバールさんが出発の15分前に「結婚式来る?」と誘ってくれて行きました。せめて前日に教えてくれたら大変助かるなり。