“Block Mon Yoh” 裏話① のまとめ
2月 hako gallery へ行く
5月 コロナヤバイ
6月 あれ、結構忙しいぞ
7月 忙しすぎる、、、
2月 hako gallery へ行く
東京でブロックプリントの初個展がしたい!と思い、初めて代々木上原の hako gallery さん(以下ハコさん)を訪問しました
以前からハコさんをインスタで拝見していて、オーナーさんもインスタでわたしのことを知ってくださってて(SNSってすごいなぁ)
連れていってくれた『旅とテキスタイル』のアキコさんが、ハコさんと仲が良かったこともあり、有難いことに、その後はトントンとお話が進みました
ハコさんの長〜い壁を、全部作品で埋めれたら面白そう!と妄想していたので、決まって一安心
『展示期間はいつにしようかな?オリンピックの前と後だったらどっちが良いんだろう?』なんてウキウキで話していました
5月 コロナヤバイ
時は流れ、世の中の状況は新型コロナウィルスの影響で180度変わってしまいました
オリンピックも延期
様々なイベントが続々と中止になるなか、本当にブロックプリントの展示を実施するか否かが迫られます
4月のイベントごとはほぼ全滅でしたが、5月に入り少しずつ動き出していたので、結局、計画はそのまま実行することに
7月9日〜14日での展示が確定です
決まったからには全力でやるしかない!
作品数を確認して、展示の空想開始っ!
ハコさんのサイトから空間設計図を拝借し、なんとなくで配置してみて、ようやく気がつきました
『あれ、意外と壁が足りない、、、!?』
色々並べ直しても、やっぱり足りない
作品は面で見せたいけど、スペースとるなぁ
作品数を減らすか、スペースを取らない展示方法に変えるか否か
そこでふと、床に敷いたら面白いのでは?と思いつきました
早速東急ハンズに行って、目ぼしい材料を探すことに
色々見て、クリアシートとロール紙を購入
お家に帰って、いざ!
あれ、綺麗
試しにやってみたけど、思ったより上手くいって、これ本格的に床方向で考えるべき、、、?
経費ヤバそうだぞ
でも綺麗
ってか、床に敷いてる作品を買ってくれる人がいるのか、、、?
そもそも設営いけるのか?
キャパ越えだなと思い、ムサビのテキスタイル研究室の助手さんにヘルプのご連絡
設営当日、現役の学生さんに設営バイトで入ってもらうことになりました、ありがたや、、、
床も埋めるぞ!!
経費が凄そうということが分かったので、京都市文化芸術緊急奨励金に申し込みました
コロナに関するアーティスト向けの奨励金です
余談ですが、わたし、大学卒業とともにカッチで制作してくせに、開業したのが2019年の12月で、その月は売上が無かったので、持続化給付金の制度の狭間にすっぽり入ってしまいまして
なので他の補助金等を色々探してみました
書類作成って本当時間かかるよね
この奨励金の締め切り日が丁度わたしの誕生日で、ボロボロの状態で、また1つ年を取りましたよ、笑
6月 あれ、結構忙しいぞ
デザインは全て1点限りで外に出しているため、プロのカメラマンさんにアーカイブ撮影を委託しました
東京の展示に来られない方も沢山いらっしゃるだろうということで、インスタでオンラインカタログも制作
全115作品を、インスタ用に編集して、地道に投稿
インスタ用アプリを駆使してたら、めちゃ時間かかってしまった
初めてだと何でも時間かかる
『旅とテキスタイル』の菅野さんとアキコさんが、今回の展示の特設サイトを制作してくださることになり、それ用に過去の写真もあさりまくり
更に更に、トークショー用の画像も探しまくり
もっとちゃんと現地で写真撮っておくべきだった
なんとなく妄想してた空間設計も、ちゃんと落とします
なぜなら設営バイトをお願いしてるから
設計図用意しておかないと、きっと大変なことになる
全115作品のサイズを測るのも一苦労でした
コロナ関連の助成金も引き続きチェック
『アートにエールを』という東京の芸術家向けの施策に申請
これも色々あったね、、、気になる方は調べてみてね
展示期間中のホテルとか往復の新幹線等の予約も
ホテルに関しては、コロナの影響かびっくりするほど安く手配できました
東京駅徒歩圏内の一般的なホテルが個室1泊3000円、、、どうなってんの
3月のOUTBOUNDさんでの展示で、店主の小林さんがディスプレイしてくださった花器と布が、すっごい素敵だったので、わたしもやりたい!と思い、ムサビの同期だった作家さんをお誘いしてみることに
お二人とも、急なお誘いだったのに、作品作ってくれて本当にありがとう、、、!
あとは、オンライン決済の準備をしたり
他サービスの方が決済方法が豊富で便利なんだろうけど、デザインでSQUARE一択
7月 忙し過ぎる、、、
全ての作業を6月中に終えるという計画は、全く予定どおり進まず、7月上旬はだいぶ追い込まれてました
草木染めなので、まとめての洗濯は避け、個別に洗濯機回してたら、アイロンがけが終わるまで丸3日かかるという
次はちゃんと時間とってやろう、、、
床の敷くクリアシートの、更に下に敷くロール紙を、ギリギリになって注文
どこでも売ってるだろうとタカを括ってたら、丁度良いサイズが全然見つからなくて、かなり焦りました
作品とクリアシート、ロール紙等を梱包し終え、あとは佐川さんにお願いするのみ
前半ゆっくりしすぎたせいで、色々追い込まれ、結構やばい精神状態だったかもしれません
重〜いクリアシートを玄関先まで移動させて、佐川のお兄さんに荷物を受け取ってもらいました
わたし『保険付きの郵送でお願いします』
佐川『あ、それは予約時に事前に言ってもらわないと出来ないんです』
わたし『へ!?あ、そうなんですか、、、』
(まじか、でも今ここで出さないと最悪設営に間に合わない可能性あるぞ)
わたし『あ、じゃぁ保険は大丈夫ですので、よろしくお願いします』
佐川『ちなみに、これ総額いくらくらいですか?』
わたし『、、、えと、○○◯円です(気持ち少なめに)』
佐川『、、、ちょっと会社に電話して確認しますね』
いったん玄関の外に出てったお兄さんが戻ってくる
佐川『あのー、こちら引き取れないですね』
わたし絶望
佐川『クリアシートの方だけ引き取れますが、大丈夫ですか?』
お兄さんの口調から、粘ってもダメなやつだなと察しました
クリアシートとロール紙等、細長いものは、巻きダンボールでまとめて梱包してましたが、クリアシートが重すぎて一緒に運ぶのは難しそうだと言うお兄さん
その場で2つに解体、もちろんその分送料も倍です
いやはや、勉強になりました
大事なのは時間に余裕を持って配送手配することです、はい
クリアシート等を佐川さんに預けた時点で、結構精神的にきてましたが、とにかく作品を送らねば
急いで最寄りのゆうゆう窓口に電話
クリアシートが大型すぎてゆうパックの規格外だったから佐川さんにお願いしてたけど、作品だけだったらいけるはず!大丈夫!
ゆうゆう窓口『はい、大丈夫ですよ!本日受付でご希望のお日にちにお届けできます』
わたし泣きそう
ゆうゆう窓口『ただ、普段は24時間受付ですが、ただいまコロナの影響で営業時間を短縮してまして、本日の受付は19時までとなっております』
その時すでに18時15分を回っていました
ああ、なんて日だ
とにかく出発しなきゃ
重い作品を持って、本当にギリギリで窓口に到着
保険にも何も触れず、品名には布製品とだけ記入
そして、無事に送り出すことができました
当時を思い出しながらこの記事を書いてますが、今振り返ってみても胃が痛いです、笑
裏話② に続く