いつもプリントで使わせてもらっているスペースが最近埋まっているので、ここ暫くは半分外にあるテーブルを使わせてもらっています。先日この場所にアンチモスキートリキッドを導入し、100匹は超える蚊を撃退したにも関わらず、翌日にはどこからともなく現れる彼ら。

毎朝スイッチを入れ、最初の1時間くらいはリキッドの影響で台風のように蚊が荒ぶっていますが、黙々と制作。

連日40度近くまで気温が上がる様になり、非常に暑いです。それでも毎日熱々のチャイを飲んでいます。暑い日に飲む熱いチャイも美味しい。

お気に入りのカップを日本から持参しました。

しかしたまにはアイスコーヒーでも飲めたらなーなんて。贅沢な話ですけど。

次の滞在ではコーヒーマシン持参を半ば本気で考えている今日この頃です。

前回の滞在に引き続き、チャイに関することで一枚染めようと思っていましたが、今回はコーヒーにしました。

2019年制作
昨日の制作の様子

日本語だから誰も読めなかろうと鷹を括っていたら、速攻翻訳アプリで読まれるという。笑

「チャイを飲め」と諭されました。ですよね。

翻訳後は工房内で何度か「ジャパン」「コーヒィ」という単語を耳にしましたが、気づかないふりでやり過ごします。

たまにサトウキビジュースの移動販売が工房の前を通るので、一休みがてら皆んなで飲んだり。毎度ジュースの色が若干違くて面白いです。

先日はブロックをやすりにかける瞬間に遭遇しました。ブロックにヒビが入り模様が歪んでしまい、均一なプリントが出来ないのだとか。

こんな風に調整しているんですね〜。丁寧にやすりがけを繰り返し、綺麗な模様が復活!

ブロック自体の修正現場もたまに見かけます。こちらは取手を付け替えている様子。

ブロックはチークの木を使用しており、とても硬いのでなかなかネジが回りません。屈強な職人さんでも苦戦していました。

こちらはアウトラインを引くための道具を作っているところ。材料は新聞紙、スポンジ、布、虫ピン。普段からプリントに使っているもの達です。

こちらに青色の洗剤を入れ、紐に塗布し、アウトラインを引きます。

制作の合間に垣間見える、彼らの道具作り&修復の瞬間はいつも新鮮。2018年より少なくない期間工房に滞在していますが、毎回新しい発見があります。工房内にあるごく身近なモノと普遍的なアイデアによる工夫が楽しい!