9月7日、デリーからブージに向かう列車に乗っていたときのこと。

その日、列車は6時間遅れてました。

 

ブージ到着後、その足でアジュラクプールへ向かう、という計画がくずれます。

 

とりあえず工房長のスフィヤンに連絡。

 

私「列車遅れてて、今日アジュラクプールは無理そう。明日から行くね。」

スフィヤン「OK!明日は早いうちに来てね。明日からインドいないから」

 

 

………. ん?

え?

 

 

私「そうなんだ!了解!9時前には行く!」

 

 

翌日。

 

宿を7時に出て、8時過ぎにアジュラクプール到着。

 

工房のみんなと久々に再開して、挨拶するのもつかの間

とにかく!スフィヤンがいる間に何としても終わらせなければいけないことが2つある!

契約書の最終チェックと染色用の布をゲットする!!!マスト!!!

 

オフィスに行くと、もう既に荷物をまとめ終えたスフィヤンが。昼過ぎにブージを出発予定だとか。

挨拶して、握手して、早速本題!

 

代理人が作るはずだった契約書は、色々あって、まさかの私が自分で作るということになって、お金のこととか、デザインのこととか、去年交わした約束に基づいて、英文頑張りました、、、!

スフィヤンが何度も声に出して読んで、隅々まで確認していて、あぁ、ついにアジュラックプールでの仕事が始まるんだな、と感慨に耽ります。

SNSについての項目を少し追加して、契約書は完了。

布もスムーズに買えて、ほっとしました。(去年はスムーズじゃなかったので、笑)

 

世間話をしたり、例の日経新聞を渡したりしてたら、あっとゆー間に出発の時間。

 

私「いつ工房に戻るの?」

スフィヤン「ウズベキスタンで展示して、そのままニューヨーク行って展示するから、んー、、、んー、、、24日?」

 

 

……?!

今月ほぼおらん!笑

 

 

スフィャン「そのあとすぐ日本行って展示する」

 

 

来月も居ない!笑

 

 

ってな感じで、2週間が過ぎたところです。

明後日ちゃんと帰ってきますように!

 

 

 

スフィヤン不在の現在、工房で英語を喋る人がいません。(彼らが優しいのはよく分かる)

私も現地の言葉が喋れません。てことで、まともな会話は、ほぼありません。

 

 

昨年唯一、英語で意思疎通が取れたアブジャは、新しいユニットを任され、別の場所にある工房でオーナーになりました。

流石!おめでとう。

 

少し寂しいけど、この状況にいると、改めて、耳が聞こえないのに職人たちを引っ張る、サクールおじのバイタリティに感服します。

一番元気。笑

会話できないから孤独とか言ってられない。

 

 

 

 

ここ数日は、消しゴムでブロックプリントしてます。

 

 

(Photo by)

 

 

きっと使えるだろうと思って、日本から持ってきたけど、思ってたよりずっと使えて驚きです。

 

 

やってみたい模様が、すぐ試せる!

木版のほうが長く使うのに適してますが、数枚染め上げる程度なら十分。

 

 

持ち手つけると便利。

 

 

これを見た職人さんたちの反応は様々ですね。

 

若い子たちは、わりと興味持ってくれます。

 

おじさま世代は、様子見って感じですかね。また日本人が何かやってる、って雰囲気。昨年と同じ。

 

一番多いのは、え、この形で消しゴム?!って反応です。匂いを嗅いでいきます。

 

あと、片付けても片付けても、この子が面白がって散らかしていきます。笑

しまいには普通に消しゴムとして使われる。それはやめてー!笑