NGO Shrujanでの制作も、3週間が過ぎようとしていますが、この間、制作の進め方が結構変わっています。最初は自分で出来ることは自分で、職人さんに任せた方が良い部分は任せる流れでした。



今は、私はデザインに集中して、制作の大部分は職人さんに任せています。それを隣で確認しながら、指示を出しているのですが、相談しようものなら、大体 up to you と返ってきます。

このやり方は、アジュラクプールで何度も見てきました。外部からやってきたアーティストが、自分の手で制作するのではなく、職人さんの隣でずっと指示を出す。それはプロだけに言えることではなく、都市からやってきた美大生もそのような流れが多かったように思います。

最初はその光景に違和感もありましたが、きっと日本での教育や美大での経験から受けた影響が大きいのかもしれません。自分の手で作ってこそ、の感覚が、いつの間にか染み付いてまいた。



そもそも自分の手を動かすのが好きで、制作している時間が楽しいので、出来れば自分の時間は出来るだけ制作に充てたい。ですが、私のクリエイティビティや、外国人らしいアイデアを期待してくれる人がいて、限りあるリソースを割いてくれているので、Shrujanにいる期間は最大限自分の役割を全うしようと思います。

全て自分で制作する日本の環境と、大部分は自分で制作するアジュラクプール、最初から最後まで共同のSIDR craft 、指揮を取り職人さんに任せるインドスタイルの Shrujan。

各工房を行ったり来たり。それぞれの立場や環境を経験できて良い感じです。何だかんだインド滞在も残り5週間ちょっとだ。