デング熱から回復してからというもの
制作できるって幸せだぁぁぁ!!!がフィーバーしてます
デング熱にかかる前は、週7で働くことに疲れが出てしまって、ちょっと休みがあったほうがいいかも、とか思ってたんですが
どうしたことか、最近は全然疲れません
友達に食事面でめちゃ面倒見てもらったおかげで健康体になっちゃったのか
朝工房に行ってから夜家に戻るまでがあっという間
出来るだけ工房にいたい
頭の中のイメージを外に出すこと
それを見て、また頭に入れること
それが普通に出来る環境にいることが
とても幸せ
1年のうちの数ヶ月を
何にも縛られることなく
作ることだけに使えるって
すごいことだな
にしても平和な工房だ
全然ブログに残してませんでしたが、カッチ滞在中、プライベートでもいろんなことが起きてます
まず、カードがスキミングされ不正利用されました、笑
数年前、タイでも同じ被害にあい、これで2回目
タイの時はプチパニックになりましたが、今回は何故か他人事みたいに落ち着いてたのが謎です
どこでスキミングされたかも謎のまま
で、カードを千葉の彼氏の家に再発行してもらって、それをインドまで送ってもらうことになったわけですが
ならついでに、あれもこれも
送ってほしいものが色々ある!
それまで日本から荷物を送ってもらう、という発想がなかったので、このハプニングのおかげで、制作の幅が広がってます
これはだいぶ結果オーライでした、笑
(お金は申請書出せば戻ってくるらしい)
まず、消しゴムね!
出国前にスーツケースに詰めて持ってきてたけど、一瞬で使い終わったやつ
まじ、これ
便利すぎ
ちょっと試してみたいデザインとかあったら、木の代わりに消しゴム彫ってプリントしてます
今のところ特にこれといった問題もない
去年は、工房にあるブロックを使って頑張ってましたが、今年は新しいデザインにトライしやすいです
はじめの頃は、何だこれと言わんばかりに、匂いを嗅いでた職人さんたちも、今ではすっかりスルーしてくれます
来年も沢山持って来なきゃ
あと、木ですね
主に杉の木
こちらも、最初、日本から数枚持ってきて、試しに木目模様をプリントしてましたが、思いのほか良い感じだったので、追加で送ってもらいました
表面にテクスチャーがあるので、好きな形にカットして、ちょこちょこいじれば、立派な木版!
捺染直後画像
これの良いところは、捺染の力加減や使う染料によって、木目の線の太さや模様の出方が変わっちゃうとこですね
そういうの面白い
ついでに書くと
新しいカードがカッチに届いたあと、もう一枚持ってきてたカードもスキミングされ、不正利用されました!
ってことで、厳密に言えば、これで3回目
どこでスキミングされてるのか謎ですね
カッチではATMでの引き下ろしでしか使ってないし、あとはデリーで買い物した時にお支払いで使ったくらい
昨年までカッチのATMでそんなことなかったし、デリーでやられたのだろうか
来年は3枚以上持ってこなきゃ
彼が沢山詰めて送ってくれたお菓子は、工房のみんなで食べました!子供から大人までカントリーマアムが好評!
ちなみに、ゼラチンもといコラーゲンは、牛皮、豚皮からできてることが多いので、こちらでは宗教的にNGです
グミとかはあげないように気をつけましょう!
写真のグミは私が一瞬で食べました
日本のおやつは美味しいね〜
送料たっか!!!!
木材重っ!!!!
基本的に毎日工房だけど、ときたま外出してます
婚約式、結婚式に参加したりとか
すんごい数の人だったけど、あまり写真撮っていい雰囲気じゃなかったので、子供達に遊ばれてるやつと、ご飯食べてるやつ
ムスリムの式に参加するのは初めてで、普段工房の人と普通に過ごしてるから忘れがちだけど、異文化にいるんだなぁと改めて感じました
婚約式が2回あるみたいで、まず1回目は家族間での顔合わせです
こちらでは子のお相手は親が選ぶのが通例で、この1回目の婚約式で、初めて婚約相手とまともに話すんだそうです(1回目の婚約式を終えたブロックプリンター情報)
小学校から男女別の教室で
もちろん子供の頃から遊ぶのは同性だけ
アジュラクプールでも、男女が混ざって遊んでるのはほとんど見たことがない
初めて家族以外の異性とまともに話すのって、しかもそれが自分の生涯の相手になるかもしれないってどんな感じなんだろう
想像もつかないことが、ここでは沢山あります
1回目の婚約式で、2回目の婚約式の日程を決めて、それがだいたい1〜2年後らしいんですが
その間、毎日電話したり、たまにデートしたりして仲を深めるんだそうです
アジュラクプールの工房でも、毎日、若い職人さんが電話しながら布に版を押してます
声が急に優しくなるので、あ、婚約者と話してる、ってすぐに分かります
よく電話しながらで版ズレないよな、さすがだな、と毎回思います
で、私が今回参加したのは2回目の婚約式で、もう、いろんな村から人が集まってきて、わいわいしてました
ただ完全に、全てにおいて男女別です
もちろん会場も別
2回目の婚約式では何をするかというと、ほとんど何もしません
集まってお話しして、でっかい釜で炊いたご飯を皆で食べて、そんでまたお話しして、各自好きなタイミングで帰宅
この2回目の婚約式の、1番の目的は、結婚式の日程をみんなで共有することなんだそう
しかも5日後とかそんな感じ
なんだぁそりゃ
てことで、その5日後の結婚式にも参加!
婚約式も結婚式も、来る?って(前日に)誘ってくれたスフィヤンですが、当の本人は親戚の結婚とあってずっと動き回ってました
当日、一瞬会ったのち放置
放置は慣れっこでして
なんせ現地の言葉がわからないので、人の流れにただ身を任せ、皆が食べる時は食べて、子供と戯れて、何をするべきかもわからず、村の中をフラフラしてました
ご飯食べてる時に、このあと指輪の交換があるよ〜みたいなことを教えてもらったので
それは見てみたい!と思い、アウェイな会場で1人ニコニコやり過ごしてましたが
待てども待てども何も起こらず
みんなずーっとお喋りしてて
これ5日前の婚約式と何ら変わらんと思いつつ
結局ぼちぼち人がまばらになってきたので、私もそのまま帰ってしまいました
どうやら指輪交換のくだりはミスコミュニケーションだったらしく
これは後日分かったことですが、結婚式当日は指輪の交換どころか、新郎新婦が皆の前で顔を合わせることすらないそうです
そこまで徹底して男女別なのか
カッチの外から来てて、カッチの文化に詳しいインドの友達に
ここでは、恋愛はないのかなって聞いたら
あるよ
どんな風に?
1回目と2回目の婚約式の間がロマンスなんだよ
それが恋なんだよ
だそうです
工房の中で
もう結婚して子供がいる職人さんも
婚約者がいてこれから結婚する若者も
そのロマンスを通ってるんだな、と想像して、不思議な気持ちになります
普通に一緒に過ごしてるけど、全然違う文化を生きてるんだなぁ