インドテキスタイルの一大産地、ラジャスターン州サンガネールで、ブロックプリントの木版を彫りました!
サンガネールについては、他の記事でも書いてるので、良ければそちらをご覧ください
サンガネールには、ブロックプリント用の木版を彫っている職人さん沢山いらっしゃいまして、この度も、「彫ってみたいのですが、、、」と直談判して回りました
行き当たりばったり、3〜4件の工房にお願いしてみましたが、門前払い
めげずに歩いてると、とある工房の若いオーナーさんが、ちょっと考えたのち、受け入れてくれました!やった〜!
授業料を交渉したら、早速制作!
まずはデザイン!
上下左右に柄が繋がっていくデザインを考えます
この時は、渦巻き文様にはまっていまして、くるくるした部分がばっちり合わされば、かっこいいだろうな〜と
デザインが決まったら、それを木の表面に写して、彫り始めます
ブロックプリントに使用する木は、チークです
アジアの熱帯モンスーン気候の地域に成育しています
堅く、伸縮率が低く、水に強い!
まさにブロックプリントにぴったりの木材
写真の右手に持っている木の棒で、左手に持つ杭を打って、彫り進めます
木が堅いので、ちょっと彫るにも一苦労でした
ムサビでコンクリートの彫刻を経験したことがあるけど、それより堅い気がします
模様も細かいしね
渦巻きの中の細かい部分は、目打ちをまわして、小さな穴を開けてから
彫る際に使う道具は、基本的にこれだけ
とってもシンプル
サンガネールの彫刻工房はどこもぎゅうぎゅうでした
この光景が朝8時頃から17頃まで続きます
たまにチャイブレイク
彫り終えたら、別の場所に移動して、少年に余分な木をカットしてもらいます
側面をヤスリで整えたら完成!
でん!
捺染工房に移動して、いざ実践!
、、、が、なかなかうまく押せず
以前、プロが彫ったものを押した時は、柄がピタッと合わさりましたが、3つのブロックが微妙にずれてしまう、、、
何度かトライしてみるも、結局納得のいくものにはならず、、、
ちなみに後日、紙に押してみたのがこちらです
まぁ、可愛いからいっか!
ダメだけど、まあまあ
すごいシンプルな柄ですが、かなり苦戦しました
時間もそれなりにかかってます
柄にもよりますが、プロの方でも、1つのブロックを彫るのに10日以上かかるのだとか
ここからは、職人さんの凄腕をご覧ください〜
ぎゃ〜〜〜
はぁ
自分でやってみて、インドの職人さんがいかに凄いか、心底身に染みました
こちらは、オーナーのお父さんが彫ったものらしいです
わざわざ奥から引っ張り出して、見せてくれました
本当に凄かった
こっまかっ!
今回お世話になった工房は “ Block maker “ さん
かのアノーキーにもブロックを提供してるみたいです
彫るスピードと、その精密さは圧巻です