ブロックプリントで有名な村、バグルー!
工房へ行ってきたのでご紹介します
ジャイプールの中心地からバスで1時間くらい
村で降ろされるのかな、と思っていたら、結構大きなハイウェイで降ろされました
よく分からないまま歩いていると、バグルーと書かれた看板を発見!
こっからが本番!
いつものごとく、人に聞いて回りながら工房を探しました
歩くにつれ風景がどんどん田舎になっていきます
いきなり余談を挟みますが
迷っている最中、インドに来て初めて野生の豚に出くわしました
なかなかすごいビジュアル
イスラーム圏の方は、宗教上豚肉を食べませんが、理由の1つがその不潔さにあるようです
それまで日本の豚のイメージしかなかったので、わりと小綺麗なピンクだよなぁ、なんて思ってましたが
そこで出会った豚は確かにちょっと、すごかったです
例え方が失礼かもしれませんが、もののけ姫の冒頭にでてくるタタリ神が浮かびました
これは食べられない、、、(すみません)
そんなことを考えながら歩いてると、おなじみのあの音が
ここでもブロックが彫られていました
木の棒で杭を叩くリズムが、いつ聞いても耳に心地良い
このおじさんに、有名な染色工房が近くにないか聞いてみて、教えてもらった通りに進んでいくと
ありました!地面に布が広がるお馴染みの光景!
ここは、バグルーで恐らく1番有名な工房で、インド屈指のブロックプリント職人、スーラジさんがオーナーを務めています
いきなり現れた私たちに、スーラジさんのご子息、ディパックさんが工房内を案内してくださいました
ディパックさんと、染められた布たち
この工房は、自然染料と泥染による防染が特徴的です
ブロックを押して捺染してから、今度は防染する箇所に泥をブロックで乗せていきます
砂をさらさら〜と被せると、ブロックで泥を置いたとこだけ、砂がくっついて残ります
こうすることで、藍などで浸染しても、その部分は染まらず、地の色が残ります
頭では分かってても、実際にここで見てみて、本当にこれで防染できちゃうんだなぁと
小分けにして使ってた泥を、大きなバケツに戻してるとこ
今まで見てきた工房は、ブロックプリント職人はほぼ男性でしたが
ここでは女性も働いてます
男性はすごいスピードで進めますが、こちらの女性は、丁寧でしなやかな動きが印象的でした
女性のブロックプリンターいいなぁ
打って変わって、この女性の足踏み水洗は激しかった、笑
工房は自然光が差し込んで、良い雰囲気
作業場って感じで、すがすがしくて、素敵でした
ブロックも、整理整頓されてて、結構衝撃(すみません)
埋め込まれた藍釜は色がとっても濃くて、一瞬で染まりそうでした
自由が丘にある岩立フォークミュージアムの岩立さんがいらっしゃる、笑
一瞬写真かと思ったら肖像画!!
長い付き合いなんだそうです
とっても細かい模様が施された藍染の布を購入し、工房見学終了!
ディパックさんありがとうございました!!
チャイ休憩にお呼ばれ
ちなみに、バグルーの工房で、もののけ姫のシシ神様を彷彿させる水牛を拝謁しました
目を逸らすことができません