今週前半は、版木工房を見学するため、弾丸でペタプルに行ってきました。ブージから夜行バスでアーメダバードへ行き、そこからUberでペタプルへ。

訪れたのは、スフィヤンやShrujanも版木をオーダーしている、ムケッシュさんの工房です。住所は事前に教えてもらっていたものの、普通の民家の3階で制作されていて、通りから工房が確認出来ないので、途中で村人の案内が無ければ辿り着けないような場所でした。



ムケッシュさんは45年前、15歳のときに版木を彫り始めましたが、元々は水を入れて保管する陶器を制作する家系だったと教えてくれました。工房に居るのはムケッシュさんの息子さん2人と、親戚の方1人の計4人。朝8時に集まって、自然光が無くなるまで制作。途中2時間の昼休憩を挟みます。



アジュラックの版木はムスリムの方が彫っていると勝手に思い込んでいましたが、ブロックメーカーの殆どはヒンドゥー教徒なんだそう。ここに来て初めて知ることばかり。

アジュラックのミニアチュール版も発見
取手用にカットされた木材
より丈夫な取手の削り出しバージョンも



30〜40年前(2日間話してて思ったのは、数値が結構アバウトである、笑)は約20箇所の版木工房があったそうですが、今は3〜4箇所で、各工房に入っている職人さんの数も少なく、若い世代もあまりいないとのこと。



英語を話せる次男のプラグニッシュさんは、スフィヤンに勧められて、パスポートを取得したと話してくれました。いつか一緒に外国に行く機会を狙っているみたい。日本にも来て欲しいな。日本でブロックプリントのWSをやってて感じるのが、ブロックプリントというより版木自体に興味を持って参加してくださる方が一定数いるんですよね。

次男のプラグニッシュさん



初めて訪れる土地で温かく迎えてくださったのと、知らないことが多かったのとで、良い2日間を過ごしました。また来年も訪れたい。

5年ぶり?のアーメダバードも超弾丸で観光し、また夜行バスでブージへ。フルフラットなのは有り難いけど、とにかく煩くて煩くて。次は日中の列車を使用しよう。