昨日はアジュラクプールの工房滞在最終日でした。

今回の滞在ではスフィヤンと相談の上、プリントは自分で、洗いや浸染は職人さんにお任せする、というデザイン集中スタイルに変更していました。プリントした布は全部で50枚ほど。

ラスト数日は職人さんに洗い以降の過程を進めてもらい、どのピースをどの染料で浸染するか、もしくはしないかを決めていきました。

洗いを終えて浸染を待つ布



洗いや浸染は、少し離れている第2工房(仮)で行われているため、進行の状況がいささか掴みづらい状況でしたが、1枚も行方不明になることなく回収!

工房でプリントされた大量の布と一緒に日々第2工房に運ばれていたので、数枚無くなる可能性も覚悟の上でしたが、要らぬ不安でしたね。

スフィヤンにノーミシングピースだったよと伝えたら驚いていましたが。笑


チャイタイム



そして、今まで1デザイン1枚で制作してきましたが、工房に残す用に2枚ずつ制作。1枚は今まで通り日本に持ち帰り、もう1枚はデザインのインスピレーションとして工房にアーカイブされ、ゆくゆくはLLDCでのスフィヤンと私のコラボ展示に出品される予定です。

浸染から上がってきた布
日本持ち帰り分



最終日は後片付け、挨拶回り、スフィヤンと次の滞在についての打ち合わせ、諸々の作業などであっという間に過ぎました。

染料ボックスの洗浄が地味に大変なんだな



スフィヤンのお父さんのイスマイルさんの工房へ向かう道中、真っ黄色の布が目に前に。最終日に村と工房の写真を沢山撮るぞ〜とか考えていましたが、そんな時間は全く無かった。



お昼はいつも通り職人さんと。今回の滞在では毎日のようにご飯を恵んでもらっていました。有難すぎる。

こちらでは、子供が産まれたなどのお祝い事があった際、おやつを配る習慣がある様なのですが、私も最終日は何となくお菓子を配ることにしています。

そのお菓子も特定のものがありまして、こちら。



この手のお菓子を売っているお店は沢山あって、そもそもどれがどんな味か、いまいち掴めてないのですが、先日友人に頂いたものが美味しかったので、同じ店でお任せで詰めてもらいました。

ジュブリーグラウンドの近く



職人さんたちが結構喜んでいて良かった。エディブルフラワーが使われていたりと、華やかな感じでした。ちょっとずつ彼らが喜ぶモノ、食べ物が分かるようになってきて嬉しい。ここまで数々の失敗を経たものです。



最後に両面プリントのオリジナルのアジュラックをお土産に購入し、アジュラクプールを後にしました。